温室探索

過去に植物園や温室を歩き回った備忘録。農業の話も書いていきます。

奇跡の星の植物館(兵庫県)

2000年の淡路花博の時にできた植物館で兵庫県の淡路島にあります。

花博跡地は夢舞台と国営公園として現在も運営されています。

奇跡の星の植物館は前の記事で書いた淡路夢舞台内に位置する植物館です。

2020年は淡路花博から20周年という節目の年でそれに合わせて花みどりフェアが企画されて

いましたが新型コロナの影響で2021年に延期されましたが、3月20日から

20周年記念花みどりフェアが開催されています!

春と秋の二期にわたって開催されるそうです。

春 2021/3/20~2021/5/30 秋 2021/9/18~2021/10/31

淡路花博20周年記念 花みどりフェア (awajihanahaku20th.jp)

 

※このブログは過去に訪れた植物園を紹介するものなので写真は

2006年から2009年頃のものです。

 

淡路夢舞台の奥の方に位置する植物館

植物館の建物設計も安藤忠雄氏。

温室の形はかなり変わっていて長方形が二つクロスしたような形(x型)になっています。

入口を入ってすぐに模型が置いてあったのでこれを見ると分かりやすいかな。

 

入り口でお金を払いエスカレーターで一気に4階分上がります。

エスカレーターホールは大きな和紙の照明と壁に化石風オブジェがありました。

エスカレーターホールを出ると、上からメインの展示室を見下ろします。

上から展示室に入っていく植物館は珍しくて圧巻です。

大空間に展示された植物を上から見ながらスロープをだんだん下っていきます。

こちらの植物館ではフラワーショーといって年間6回このメインの展示室を中心に展示を入れ替えて季節ごとの花を楽しめます。

季節によってガラッと様変わりするのがすごいです!

どうやってるんだろう?

下の写真はクリスマスの展示の時です。巨大なクリスマスツリーに雪が積もった演出。

メインの展示室を見下ろすところから始まり、他の展示室もスロープの

上から見ていくと終着点が展示室1。ここから展示室を歩いて見て回ります。

展示室1 多肉植物とサボテンの部屋

水辺に美術品のように並ぶ植物たち。リュウゼツランやキンシャチ、

向かって右の列の真ん中にはオーストラリアでも見かけたグラスツリーが穂を

伸ばしています。左側の見切れている木のようなものはなんとアロエ

いい写真が撮れてなかったのが悲しいですが、このアロエとても希少な植物で

名前はアロエ・ディコトマといい和名では「たかろかい(高蘆薈)」と呼ばれています。

原産地は南アフリカナミビア、乾燥地帯に生息する植物で、

大きいものだと高さ10mぐらいになるそうです。

奥に向かって進むと次の展示室2に続いています。

 

展示室2 トロピカルガーデン

真ん中の池のような水景を中心にそれを囲むように4つのブロックに分かれて

ヘゴとトロピカルな植物が植わっていてバリのようなイメージの

整形式ガーデンとなっています。

 

スロープから見下ろした景色はこんな感じ

この植物館は展示室に分かれていますが、

部屋と部屋は扉で仕切られているわけではなく

一番奥のメイン展示室(エスカレーターホールを出てすぐのところ)

まで階段や壁で仕切られているので大きな一つの空間の中に色々な

テーマごとに分かれたスペースを楽しめる感じになっています。

壁の近くにはバナナがありました。しかも実がなっています。

このバナナなんと斑入りです。葉っぱも実も斑が入っています

次の展示室へは階段を少し下りますが階段の上はヒスイカズラの棚になっています。

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奇跡の星の植物館(兵庫県)② - 温室探索