温室探索

過去に植物園や温室を歩き回った備忘録。農業の話も書いていきます。

淡路夢舞台(兵庫県)

※2021年3月25日追記しました。

 

淡路夢舞台は兵庫県淡路市にある複合文化リゾート施設です。

かつて関西国際空港など大阪湾の人工島を築くための土砂を採取した跡地で、

淡路島の植生に基づいた苗木を植え、建築家安藤忠雄氏の設計によって

国際会議場、ホテル、円形フォーラムなどの施設が建設されました。

隣接する国営明石海峡公園とともに整備され2000年の淡路花博が開催され、

その後も花と緑があふれる場所となっています。

 

百段苑 

山の斜面に沿って階段状に100個のマス形の幾何学的な​花壇が四方に整列しています。

安藤忠雄氏が阪神淡路大震災被災者への「祈りの庭」として設計されたものです。

世界から集められたキク科の花を楽しむことができます。

百段苑では、淡路夢舞台の全貌をはじめ、淡路島国営明石海峡公園の自然、

大阪湾につながる広い海など淡路島の自然と人口の眺望が眺められます。

 

一区画ごとにキク科の花が植栽されています。

 

2005年8月の様子

レニウム

原産地は南北アメリカで40種ほど分布しています。ダンゴギクの和名がつけられている

オータムナーレ種が写真のように花の中心部が丸く出た形をしています。

イトバハルシャギク

北米東部に分布。日本には明治初期に導入され、広く栽培されているが、逃げ出して

野生化したものが各地で群落を作っている。漢字では糸葉波斯菊と書きます。

ヒマワリもキク科です。

オステオスペルマム

南アフリカに分布。この属名はギリシャ語で「骨+種子」という意味。この仲間は熱帯アフリカ、

アラビアに約70品種が分布します。

次はプロムナードガーデンへ。大阪湾を見下ろす斜面沿いに伸びる散策路が330メートルある長~い

ガーデン。が、この時肝心の大阪湾の絶景を撮り忘れていました。区画ごとに様々な庭が楽しめます。

階段状に整備された芝生

カントリー風な小屋のある風景

おもしろ野菜トンネルというのがありました。なにやらぶら下がっています。キュウリ?

ひょうたん

こっちもキュウリ?

ごつごつしたひょうたん?

 

 

2006年9月撮影

百段苑から国営公園の方へ向かって撮りました。大阪湾バッチリ見えてます。

奥に向かって円形フォーラムや海回廊、楕円フォーラム、山回廊と建物が連なり

一番奥に見える建物は植物館です(植物館のさらに奥に野外劇場があります)。

園路から大阪湾をを眺めて。

↓は奇跡の星の植物館です。

植物館のさらに奥の野外劇場。水辺のある劇場となっています。

 

 

2007年4月 撮影

百段苑 春に撮影したのもあって色とりどりの花が咲いています。

貝の浜にオブジェと花 奥の四角いガラス張りの建物が奇跡の星の植物館です

こちらの奥の建物はウェスティンホテル

 

2010年5月撮影

ちょうど花博から10年目だったこともあり通常より華やかに彩られていました。

国営公園との境界の園路沿いには今までなかった期間限定のガーデンが出現。花いっぱい

(逆光になってしまいましたが)貝の浜の中に水辺に浮かぶ和空間。土とかどうやって盛ったんだろう。

植物館の方まで行くと何とバラ園ができていました!

この10周年記念のイベントに合わせて作られたようです。

出来上がったばかりのローズガーデン。ここからどうなっていくのか楽しみ。

植物館との境界はテラス席?のようになっていました。

バラ園の奥には謎の構造物が・・・。ピザ窯のようです。

2020年は淡路花博から20周年という節目の年でそれに合わせて花みどりフェアが企画されて

いましたが新型コロナの影響で2021年に延期されたようです。

 

追記 2021年3月25日

昨年新型コロナの影響で延期されていた20周年記念花みどりフェアが開催されました!

春と秋の二期にわたって開催されるそうです。

春 2021/3/20~2021/5/30 秋 2021/9/18~2021/10/31

淡路花博20周年記念 花みどりフェア (awajihanahaku20th.jp)

 

交通

本州側からバスが出ています。

明石海峡大橋の対岸の町舞子駅からは本数が多いです。

ちなみに本州側に帰るバスには余裕を持っておいたほうがいいです。

混雑する時期は特に。実はバスを並んで待っているときに私の前でここまでしか乗れませんと、

乗れなかったことがあったので。ひゅるり~。

 

四国側からは車が便利。というかほぼ車でしか行けないと思って下さい。