温室探索

過去に植物園や温室を歩き回った備忘録。農業の話も書いていきます。

西表島②

西表島①の続きです。

西表島の東側の由布島(ゆぶじま)では島全体が植物園となっており散策することができます。

2月でも咲いているブーゲンビリア

ショウジョウソウ

ブラジル原産の植物でサマーポインセチアと呼ぶこともあります。ショウジョウは空想上の

顔が赤い生き物『猩猩(しょうじょう)』ことを指し猩猩になぞらえて名付けられています。

ポインセチアは和名でショウジョウボク(猩猩木)といいます。

何やら見覚えのある顔がぶら下がっています。もっと近づいてみると

パイナップルよりもゴツゴツとした実がなっています。

根元を見るとタコノキと書かれています。

根元がタコ足のように分かれているからついた名前ですね、分かります。

タコノキは小笠原諸島の固有種で食用油の原料に使われることもあるそうです。

ゴツゴツした実は熟れてくると黄色くなりゴツゴツの部分は落ちます。

食べることもできますが、そのままだと薄味なので茹でて料理に使えるようですね。

道を歩くとハイビスカスが咲いていました。

そしてその間に植わっているヤシノキ。幹の途中下までが白っぽくその上は緑という変わった木

ですが名前を調べるとトックリヤシモドキといいます。トックリヤシは幹の下の方が太くなって

徳利のような形になりますが、トックリヤシモドキは太くならないのだそうです。

沖縄では割と公園などで植栽されているとのこと。

ハマユウ

ルリハナガサ

この真っ青なブルーがきれいで思わず写真を撮りました。

ネットで画像検索してみると紫~青色と意外とバラつきがあります。

紫外線のあたり具合で色合いが変わるのでしょうか。

小さな建物。かつては小学校の校舎だったと書かれていました。

 

入り口近くのエリアには蝶々を育てている建物があったので入ってみると、

白地に黒模様の蝶々がいました。名前はオオゴマダラ、羽根を広げると約13cmほどの大きさで

日本のチョウとしては最大級なのだそうです。

 

何よりびっくりなのがこのサナギの状態。残念ながら写真はちょっとブレてしまいましたが

この金ピカなサナギが木にぶら下がっていると目が行ってしまいます。

これだけ派手なのは毒があるからのようです。

自然界では毒を持った生物はかなり派手なものが多いですもんね。

クジャクや他の鳥、

琉球イノシシなど動物も結構いました。

西表島に行くなら是非一度は行ってほしいところだなと思いました。

レストランや売店もあるので休憩もできます。

 

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