温室探索

過去に植物園や温室を歩き回った備忘録。農業の話も書いていきます。

新宿御苑(東京都)

東京都心に広がる環境省所管の国民公園である新宿御苑です。
ちなみに国民公園とは、国が設置・管理する公園で、都市公園・自然公園以外のものを指し、
皇居外苑新宿御苑京都御苑の3箇所を言います。

公式ホームページによると新宿御苑の歴史は、
徳川家康の譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部
明治5年(1872年)、近代農業振興を目的とする「内藤新宿試験場」を設置
明治12年宮内省所管の「新宿植物御苑」となり皇室の御料地・農園として運営
昭和24年5月21日に「国民公園新宿御苑」として一般に開放される
という経緯があります。


1958年(昭和33年)に完成した当時、東洋一の規模と言われた大温室は
2007年5月に閉館し、建て替えられました。今回は建て替え前の温室の記録です。

 

温室の外観の写真がないのが悲しい。
入口あたりが天井が高くかまぼこ型に近い形です。

ヤシやオウギバショウなど背の高い植物が茂っています。

 

温室をつなぐ通路もガラス張り

 

熱帯花木室(だったかな?)は階段を上って2階から見下ろせるようになっていました。

 

ガマの穂みたいなのを伸ばしているのはグラスツリーといいます。

 

年季の入ったタコノキ

 

中庭はスイレン

 

反対側の通路

入口から入ってすぐのかまぼこ型の温室と熱帯花木温室を

つなぐように2か所通路があり、ロの字型の構造になっていたと思います。

 

次回は建て替え後の温室の探索記録です。

2007年5月撮影