温室探索

過去に植物園や温室を歩き回った備忘録。農業の話も書いていきます。

板橋区立熱帯環境植物館(東京都)

今回は東京都板橋区にある板橋区立熱帯環境植物館の探索の記録です。
板橋清掃工場の余熱を利用した省エネルギー型の施設として平成6年9月に誕生しました。


都営地下鉄三田線高島平駅で下車し、10分くらい歩くと見えてきました。
郊外でもなく、公園内にあるわけでもなく街中にありました。
外観は植物館という感じがあまりしません。

受付で入館料を払い,まずは地下1階へ行くとミニ水族館。
公式ホームページによると、
東南アジアを中心とした海水・汽水・淡水の魚や生物を約100種2500匹展示しています。

エイが泳いでいました。スイ~。
公式ホームページに2015年6月20日にエイが死んでしまったと書いてありました。
このエイだったのかな?合掌。

扉の取っ手にフタバガキという植物の果実が。


階段を上ると植物の展示がはじまります。
大きな水槽の上には葉っぱが繁っていてジャングルの川の中を覗いているような感じ。



通路を進んでいくと小屋が見えます。


都会的な橋を渡ると,

岩の多い雲霧林。このゾーンは冷室になっていて熱帯の高山植物を展示しています。

雲霧林を抜けると喫茶室があり、この通路の先には、熱帯雨林の生態系や人びとの生活の紹介や、
東南アジアの昆虫標本のジオラマ展示などがある常設展示室、
季節ごとに変わる企画展示室(筆者が行った時は食虫植物展でした)、図書コーナーがあります。


通路にはプランターがいっぱい。

最後に温室内の全景。ジャングルの中に小屋が佇んでいます。

こじんまりとまとまっていますが、地下から地上に向かっていく順路や、
ジャングルの小道の雰囲気が出てて探検気分で楽しいです。 
都会の中でジャングルと水族館が楽しめるお得な空間となっています!

この温室探索で過去を振り返ってみると、何となく似た雰囲気を感じていたんですが、
須磨離宮公園(兵庫県)服部緑地都市緑化植物園(大阪府)福岡市植物園(福岡県)
温室の設計をされた方がこちらの建物も設計していたようです。納得!

 

2009年9月撮影